本番の日の食事は、声楽家にとって“コンディションの鍵”。 私がいつも舞台前に食べる、ちょっとしたこだわりをお話しします。 人それぞれ“ルーティン”がありますが、私には本番前に欠かせない食べ物があります。 それは、 —— おにぎり 。 シンプルですが、これが一番安心します！ 公演の日は、朝から気持ちが高ぶり、どうしても食欲が不安定になりがち。 でも、空腹のまま舞台に立つと集中力が続かず、声のコントロールにも影響してしまいます。 そこで、塩むすびやお赤飯のおにぎりを少しずつ食べるようにしています。 消化がよく、エネルギーにもなり、胃にも優しいのです。 飲み物はカフェインをできれば避けて…白湯か常温の水。 ただコーヒーは気持ちが落ち着くので飲みすぎに注意しながら、飲みます。 喉を刺激せず、身体を落ち着かせてくれるようにと。 歌う準備は、声だけではなく身体と心の準備でもあります。 「おにぎりを食べて深呼吸」。それだけで、少しずつ“舞台モード”に切り替わっていくのを感じます。

秋から冬へと季節が移る中、私が指導している合唱団「クール・レヴェイユ」に、新しい仲間が加わりました。 レッスン室に響く声が少しずつ豊かになり、ハーモニーの色合いも変わってきています。 初めて合唱を経験する方もいれば、長年音楽を続けてきた方もいて、それぞれの個性が混ざり合う時間がとても楽しいです。 レッスンでは、まず発声の基礎をしっかり整えるところから始めています。声の出し方、ブレスの流れ、響きの方向……。 同じフレーズでも、少し意識を変えるだけで音が見違えるほど変化します。 そして何より、皆さんが「もっといい声で歌いたい！」と前向きに取り組んでくださる姿勢が本当に素晴らしいのです。 来年7月の「合唱の集い」に向けて、現在は新しい曲にも挑戦中です。 難しい箇所で笑い合いながらも、少しずつ一体感が増していくその過程こそが、合唱の醍醐味だと感じています。 “声が重なる喜び”を、毎回の練習の中で改めて実感しています。 音楽は、ひとりでは作れないもの。仲間と共に呼吸を合わせ、音を重ねることでしか生まれない瞬間があります。 これからも「クール・レヴェイユ」が

12月のあわぎんホールでの さわかみオペラ「ラ・ボエーム」 のに舞台に向けて、 いよいよ本格的にムゼッタのキャラクターづくりを進めています。 『ラ・ボエーム』の中でムゼッタは、華やかで奔放な女性として描かれますが、 私は彼女の中にある“優しさ”や“強さ”にも光を当てたいと思っています。 自由気ままに見える彼女の行動の裏には、愛する人を思いやる繊細な心や、 貧しい芸術家たちの中や、時代の喧騒の中で、 自分の存在を必死に輝かせようとする強い意志があると感じます。 最近は、衣装の研究を通して、19世紀パリの香りを少しずつ身にまとえるよう努めています。 美しく立つ姿勢、歩き方、指先の動かし方……。 ほんの少しの所作で、彼女の人生観や恋愛観が見えてくるのが面白いところです。 そして舞台に立つとき、単に“役を演じる”のではなく、“彼女として呼吸する”ことを目標にしています。 これがとっても難しいことですが…！ 稽古を重ねるほどに、ムゼッタという女性の中の人間らしい温かさや孤独が、 自分の中に響いてきます。 きっと本番では、彼女の魅力をまるごと受け止めて、音楽

― 声で描く、自分らしい人生 ― 先日の大阪・関西万博のオーストリア館での特別演奏を終えて、 改めて感じたのは「音楽は世界をつなぐ言葉」だということでした。 国も文化も異なる人々が、音に耳を傾け、同じ瞬間に感動を分かち合える ――それはまさに奇跡のような体験でした。 これからは、その経験を日々のレッスンにも生かしていきたいと思っています。 声には、その人だけの色や個性があります。 どんな声も、丁寧に育てれば美しく響きます。 歌うことは、心を解き放ち、自分を見つめる時間でもあります。 音楽が初めての方でも、「少しやってみよう」という気持ちから始められる場所を作りたい。 そんな思いを胸に、これからも一人ひとりの“声”と向き合っていきます。 音楽は、どんな日常にも小さな彩りを与えてくれるもの。 「メゾンドゥレーヴ 音楽教室」では、声楽・ボイストレーニング・ピアノレッスンを通して、一人ひとりの“声”と“表現”を大切に育てています。 歌を学ぶのが初めての方も、趣味で楽しみたい方も、 舞台を目指す方も、安心して通っていただけるアットホームな教室です。 🎵

― 共に奏でる喜び🌿 ― 舞台に立つたびに思うことがあります。 それは、「音楽はひとりでは完成しない」ということです。 共演者、伴奏者、スタッフ、そして聴いてくださる方。 そのすべてが響き合うことで、ひとつの音楽が生まれます。...

華やかな舞台の裏には、静かで地道な時間が流れています。 一つひとつの音を確かめ、呼吸を整え、心と体を調和させる。 その繰り返しが、舞台上での一瞬の輝きを生み出します。 歌うことは、「ただ声を出すだけ」ではないと思います。...

このたび、 大阪・関西万博 オーストリア館  にて、特別演奏の栄誉を賜りました。 静謐な展示空間に響く声は、異国の風を誘い、国と文化を架け橋する音楽の姿を体現すべく、心を込めて歌わせていただきました。 （ オーストリアパビリオン | EXPO...

この度、 さわかみオペラ in 徳島「ラ・ボエーム」  において、 ムゼッタ  の役を務めることになりました。公演は 2025年12月6日（土）および7日（日）、会場はあわぎんホール。 詳細はこちら（ さわかみオペラ芸術振興財団 ）...

いつも〈メゾンドゥレーヴ音楽教室〉をご覧いただき、誠にありがとうございます。 これまで、教室のレッスン環境とクオリティを守るため、新規の一般募集を一時休止し、在籍生徒さんや卒業生からのご紹介に限らせていただいておりました。 このたび、レッスン枠に余裕が生まれたことから、...

エッセンツァ・オペラシリーズⅢ　Grand Baobab × Opera 『蝶々夫人』に当教室講師 立塚夢子が蝶々夫人役、谷本尚隆がシャープレス役で出演します。 📅日時 2025年4月28日（月）29日（火祝） 16:00 開場 16:30 第一幕 17:30 第二幕...

「波乗亭ニューイヤーコンサート 2025～ミュージカル、オペラ、和楽器の祝宴～」に 当教室講師の立塚夢子が出演します。 新しい一年を迎え、喜びに溢れるお正月。人々が集いめでたいことを祝う”祝宴”のように、淡路島のエンターテインメントが集結し、絢爛豪華なパフォーマンスを届けま...

12/22(日)「吹田市民の「第九」2024」に 当教室講師　谷本尚隆が出演いたします。 【日時】 2024年12月22日（日） OPEN 16:15 START 17:00 【場所】 吹田市文化会館　メイシアター 大ホール 【入場料】 3,000円（全席指定）

12/6(金)フォーゲルザング クリスマスコンサートに 当教室講師　立塚夢子が出演いたします。 【場所】 📍  今福音楽堂 （今福ファミリータウン3階） 〒536-0002 大阪府大阪市城東区1丁目10-5　   ”今福音楽堂” 【日時】 2024年12月6日（金）...

12/22(日)シュティンムガーベル クリスマスコンサートに 当教室講師　立塚夢子が出演いたします。 【場所】 📍  今福音楽堂 （今福ファミリータウン3階） 〒536-0002 大阪府大阪市城東区1丁目10-5　   ⇒ ”今福音楽堂” 【日時】...

淡路「第九」2024 ～世界に届け 平和への祈りの歌を～ に当教室講師　立塚夢子が出演します。 【プログラム】 ［第Ⅰ部］ ジャコモ・プッチーニ 没後100年祈念ガラコンサート ⇒ソプラノソリストとして出演します。 ［第Ⅱ部］...

2023年の4月より始動した「合唱団・クール・レヴェイユ」の 第１回成果発表会を開催いたします。 \ 　 合唱団 "クール・レヴェイユ" / ーーーーーーーーーーーーーーー □　日時 9月28日（土） 開場　13:45　　開演　14:00 □　場所...

【7/20(土)ディナーオペライベント】オペラ『カルメン』の世界　に 当教室講師　立塚夢子、谷本尚隆が出演いたします。 【場所】📍 ”オーベルジュフレンチの森” 【開催期間】 2024年7月20日（土） 世界中で最も人気のあるオペラのひとつ『カルメン』。スペインのセビリア...

西神中央と尼崎のメゾンドゥレーヴ音楽教室 2024年5月の空き状況は以下の通りです。 【西神中央ホール教室】 〇　5/8(水) 17:00～18:00　1コマ 〇　5/9(木) 16:00～17:00　1コマ 〇　5/22(水) 17:00～18:00　1コマ 【尼崎教室】...

2024年4月レッスンスケジュール

諸経費の上昇のため2024年4月1日より、 下記のとおりレッスンの月謝を改定する事になりましたのでご案内申し上げます。 今後も質の高い指導、サービスの向上に努力して参る所存でございますので、 ご愛顧を賜りたくお願い申しあげます。 【料金改定予定のレッスン】...